【アニメ&漫画】その着せ替え人形は恋をする

簡単なあらすじ

ギャルオタクと、ひな人形の制作の修行中の主人公の物語。
最近よく聞く単語の「オタクに優しいギャル」の逆版の、「オタクギャルに優しい職人」ってイメージ。

主人公の五条は実家がひな人形の制作をしていて、ミシンが使えます。学校でミシンを一人で使っているところを、ヒロインの喜多川海夢に見られて、喜多川のコスプレ制作を手伝うことになる。という話。

感想

アニメが始まったので、ある程度撮りためていたのを一気見したのですが、面白くて漫画原作もすべて購入しました。

なんというか、コスプレやその他知識をかなり詳しく話してくれるので、その手の知識がない人でも気軽に読める漫画と感じました。
そして、主人公とヒロインの見事な性格のかみ合い方が素晴らしい。
主人公である五条は、どちらかというと引っ込み思案ですが、自分が今まで興味のなかった分野でも馬鹿にせずに自分の知識として吸収する柔軟さを持っていて、
ヒロインである喜多川は、考えたらまず行動、という行動力の権化で五条を引っ張っていく印象。
二人とも、お互いにないものをそれぞれ尊重しているのがわかって楽しく見れました。

やはりアニメCMやアニメ、漫画の紹介では喜多川海夢の絵ばかり出てきますが、

私が特によかったと思ったのは主人公の五条です。具体的には以下。

  • アニメ、ゲーム、漫画など、自分の知らなかった分野でも、コスプレ資料としてすべて見る。
    これ、実はかなり凄い事です。興味のないアニメや漫画は紹介されても時間があれば見る、最悪いつまでたっても見ないというのが普通だと思います。
    なのに、コスプレ衣装を制作するのに必要であるため、制作資料としてアニメ120話程度など見たりするのが良かった。
    先入観がなく、純粋に資料として見て、尚且つ作品を楽しむって凄いことだと感じました。
  • 上手くいかない時はすべて自分の責任
    作中であったことですが、色んなスケジュールが重なり、主人公が寝不足になるくらいパンクしそうになったことがありました。
    そんな時、普通の人間なら他人や環境のせいにするだろうところを、主人公はすべて自分の責任として頑張り続けるんです。
    これ、現実でやろうとしたらかなり厳しい事だと思います。
  • 誰かのために本気になれる性格
    主人公は、子供のころにひな人形のことで同年代の女子に貶されたことがトラウマになり、非常に憶病な性格になっています。
    例えば、クラスメイトのみんなの前でコスプレのメイクを見せる所でも、最初は心臓が爆発しそうになるくらい緊張していたのを、ヒロインの一言で持ち直し、職人の顔になり、以降はただ黙々とメイクを始めます。
    誰かのために本気になれる主人公っていいですよね。

漫画を見終わったあとにアニメを見てみると、原作通りに丁寧に進めてくれているので非常に楽しく見れました。

タイトルとURLをコピーしました