簡単なあらすじ
主人公は書道家。親も書道家で、子供のころから書道しかしてこなかった青年。
そんな青年が、ある時、書道の偉い人を殴ってしまい、ほとぼりが冷めるまで親の紹介で田舎の島に住むことに。
そこは非常にのどかな島で、そこで書道をしながら生活をする。
周りに集まってくるのは小さな子供たちで、主人公自体も精神年齢が低いと言うか、子供に対しても本気になって遊んでくれる(子供に遊ばれているともいえる)人間なので、
その人柄から少しずつ、町の一員になっていく漫画。
感想
・巻数
2013年~2016年まで連載していて、スピンオフ作品もあったりする漫画です。
ばらかもの(本編):全18巻
はんだくん(スピンオフ):全7巻
・ストーリー
この漫画には気分の悪くなる展開はありません。そして爆笑するような展開もありません。
ただ田舎の日常を綴っていくクスっと笑える漫画でした。
海で釣りをしたり、子供たちと虫取りをしたり、中学生たちの書道をみてあげたり、色んな経験をつんでいく主人公。
書道家という、島でも一人しかいない存在で、皆からは先生と呼ばれて、よく書道に対しての頼みごとをされたりします。
ただ書道を書くだけではなく、それに至るまでの過程が非常に面白いです。
・書道というジャンルの漫画
私にはそこまで興味のない分野でも楽しめる漫画でした。
「字で人の心を動かす」のを考えている主人公の字。
漫画のすべてが書道に対してのストーリーではありませんが、一つ一つのストーリーが書道のための経験といった感じで進んでいて、主人公はいきなりスイッチが入り字を書き始めます。
典型的な天才肌の人間の行動ですね。
カトラス
私の趣向には合ったのか、定期的に何度も読み直す漫画の一つです。
まったりした雰囲気の漫画を読みたい人にはお勧めします。