感想
デジタルワールド主体で、現実と交互に行き来する物語
2025年10月2日に発売したばかりのデジモン最新作となります。
前作のサイバースルゥースは、どちらかと言うと現実を主体としてデジタルワールドと行き来する感じでしたが、本作はデジタルワールドでの行動が主体でした。
デジタルワールドは、初代アニメであるデジモンアドベンチャーを彷彿させる冒険といった感じで、森、海など様々なステージを行き来します。
子供時代に戻ったかのようなワクワクした気持ちになりました。
タイトル通り、時代を超えての冒険
主人公は、ストーリー中にて、現代と8年前といったように時代を超えて物語を進めます。
基本は1本道で、現代と8年前を自由に行き来できるのはクリア後ですが。
リゼロやシュタゲのように、進むはずの絶望の未来を変えるために、何度もやり直します。
なぜ絶望の未来になったのかを、要約して見せてくれたり(文字ではなく、映像形式で)プレイヤーにも優しいシステムになっていました。
全体的に、調整されたストーリー展開だと感じました。
本作では人間世界での醜さが多く見られた
デジタルワールド主体のストーリー展開ではあるのですが、
その過程で、人間側の醜さが多く見られました。
もちろんデジモン側にも悪側のデジモンは多くいるのですが、大半は「生存競争」によって悪側に立っているデジモンばかりといった印象でした(脳筋思考でいうと、弱肉強食)。
たいして、人間側はくだらない自尊心、見栄といったもので、デジモンたちをひどく扱う部分が多かったので、少しきついストーリー展開もありました。(特に「ウルカヌスモン」というデジモンが悲惨だった)
そのため、子供向けのストーリー展開ではないと感じる部分も多かったです。
個人的には悪いことするにしても、自分から率先して動くタイプの悪者が好きです。自分の手を汚さずに動いて、いざ自分が危険に陥ると逃げたりするタイプのキャラは嫌い。
エージェントランク上げの関係で、サイドミッションも重要
エージェントランクとは、エージェントスキルを覚えていくことによって上昇するランクです。
具体的には以下の様に解放されていきます。
エージェントランク3→成熟期 進化可能に
エージェントランク5→完全体 進化可能に
エージェントランク7→究極体 進化可能に
エージェントランク8以上もあり、達成することによって特殊進化系が増えていきますが、メインストーリークリアする直前時点ではエージェントランク7までにしかなれません。(ラストダンジョンの最奥、ラスボス手前でサイドミッションも増えますが、ここまで来たら一度クリアするほうが早い)
エージェントスキルを覚えるポイントはメインストーリーと、サイドミッションのクリアでポイントをゲットできます。
そしてサイドミッションは時間制限あり(メインストーリークリア後には自由に時代行き来できるので)
エージェントランク5(完全体 進化可能)、7(究極体 進化可能)のタイミング
一応、どの時点でエージェントランク5、7になれるのかメモしておいたので参考にしていただければと思います。
・前提
アルティメットエディションで進めました(数個だけ、あきらかにアルティメットエディションのコスチュームが必要なミッションがあったので)
また、サイドミッションもすべてクリアしている前提。
・エージェントランク5(完全体 進化可能):
「巫女との邂逅」クリア後のサイドミッションを一つクリアでエージェントランク5になれるのを確認。
・エージェントランク7(究極体 進化可能):
「冥府の玉座」クリア後にエージェントランク7になれるのを確認。
アルティメットエディションではない人も、少しの差しかないはずなので、上記に記載しているタイミング付近でなれると思います。
DLC「アウターダンジョン」が超おススメ
本作にもDLCは多々あります。
その中でも特におススメなのがDLC「アウターダンジョン」です。
このDLCは880円で、「経験の間」「黄金の間」「資材の間」の3つのダンジョンに入れることができるようになるDLCで、正直、インフレ確実なDLCとなりました。
「経験の間」では、経験値を大量にもらえるアイテムをドロップする敵が、
「黄金の間」では、倒すごとにお金がガッポガッポ手に入り、
「資材の間」では、色々使える資材が手に入ります。
経験値はいわずもがな。本作最高効率のレベル上げとなっております。
お金は、後述するステータスALL9999にするために大量に必要になるので多く必要になります。
資材は、アイテム生成のちょっと足りない必要な素材の取得のために潜ったりしていました。
めちゃくちゃ極論。最序盤でレベル99、ステータスALL9999も可能というチートぶりを発揮できます。
育成関連
主要なステータスの上げ方
ゲーム中でもチュートリアルがありますが、簡単にそれぞれの項目の上げ方を記載。
これらを把握していないと、かなり厳しいステータスでストーリーを進めることになります。
名称 | 効果 | 上げ方・備考 |
才能値 | レベルアップの上限値 | 以下を行った状態で「進化」を実行 ・バトルに参加 ・デジファームで特訓 |
蓄積値 | 通常ステータスは別枠のステータス | 「進化」「退化」を行った時に、ステータスの一部を引き継ぐ。 一度アップした蓄積値は減らない。 友情値の多さによって蓄積回数変動 |
友情値 | 蓄積値の引継ぎ回数が増える ストライクプラスの確率上昇 クリティカル確率アップ アイテムドロップ率アップ | ・バトルに参加 ・デジファームでご飯 |
ステータスALL9999にする方法
前提:
・お金は大量に用意しておく
・デジファームの特訓グッズは可能であれば最高ランク(C)を用意
・この方法は進化や退化したらステータスが下がるので注意
具体的なやり方:
- デジファームに対象デジモンを預ける
- 特訓グッズをデジモンに使う
- 10000YENで特訓時間短縮可能なので短縮
- 以降は上記2~3を繰り返す
やることはすさまじくシンプルなので上記だけなのですが、時間とお金がかなりかかります。
おそらく金策をしっかりとしていないと厳しいのですが、逆に言えば「お金さえあれば、最序盤でも最強デジモンを作れる」ということになります。
私はバランスブレイクしてストーリーを楽しめないのは嫌だったので程よい感じでステータスを上げて、ALL9999にしたのはメインストーリークリア後でしたが。
ちなみにメインストーリークリア後のサイドミッションで戦う敵は、難易度「バランス」で、ALL9999でも割とかなり攻撃を食らい、かなり厳しかったです。
最終使用デジモン
最初に言っておきますと、強さよりもカッコよさや思い出補正で大半選んでいます。
- ウォーグレイモン
ワクチン種
アニメ デジモンアドベンチャー リアルタイム世代としては、やはりアグモン系統は特別なので、ウォーグレイモンを入れました。 - メタルガルルモン
データ種
ウォーグレイモンと同様に思い出補正枠です。
私の中ではウォーグレイモンと並びツートップで思い出深いデジモンなので。 - ベルゼブモン
ウィルス種
ライドでのバイクがカッコイイので選びました。武器も二丁拳銃なのが廚二心をくすぐりましたので - マリンエンジェモン
ワクチン種
本作最強クラスのヒーラーです。全体に対する、HP回復力の高さと、状態異常回復が破格でした。
正直、このデジモンが居ないと後半の難易度が全然違う気がしました。 - ベルスターモン
ウィルス種
ベルゼブモンと同様に二丁拳銃を使える女性型のデジモン。
ストーリー途中で出てきて、めちゃくちゃカッコイイと思って仲間にしました。 - ジエスモン
データ種
白い竜のような姿をしていて、尻尾には剣がついています。
データ種でカッコイイ竜タイプが欲しかったので進化の過程で手に入れたこのデジモンをパーティとして使用していました。

全体的にすごく面白いゲームでした。(ネット上でも神ゲーという声が多く聞こえるのも納得)