劇場版 Zガンダム

感想

タイトルにあるZガンダムは1作目では出てこない

1作目時点では、まだZガンダムは出てこずに、ガンダムMk-Ⅱでカミーユは戦います。
ただ、ファーストガンダムと違い、ガンダムMk-Ⅱ自体は数機あり、専用機という考えはあんまりないですね。
特別感という意味であれば、百式のほうが特別感は大きいです。
2作目「機動戦士ΖガンダムII 恋人たち」でやっとZガンダムが出てきます。

最初のカミーユはかなり情緒不安定

もともと、そこまで我慢強い性格ではないのですが、最初にガンダムMk-Ⅱを奪取した理由も、自分を尋問した男にやり返すためという、なんとも子供っぽい理由だったので、序盤のカミーユは癇癪持ちの子供が成り行きでガンダムに乗っている感が強かったです。
もちろん、本作を全話見たことある自分は、これからカミーユが成長することは知っております。

少しずつ成長していきますが、やはりフォウと会ったタイミングあたりが一番成長した感じでしょうか

ファーストガンダム時代の同窓会のよう

ホワイトベースで活躍したメンバーは一通り出てきます。
もちろん、全員立場は変わっていますが、絆は確かのようです。

たとえばカイがカツと出会った時が顕著でした。カイは、Zガンダム以降はニヒルなキャラで会話しているのですが、カツと話しているときだけは、昔の悪ガキみたいな口調に戻っているのが、非常に印象的でした。

アムロのチートぶり

アムロは、1部作目ではモビルスーツに乗りません。しかし、輸送機でアッシマーに特攻を仕掛けて半壊させるという無茶ぶりをしています。
武装すらない特攻攻撃で、モビルスーツを壊すって、アンタ、どんな頭してんだ？って非常に思いました。
これでブランクが大量にあるのが恐ろしい

クワトロ大尉の存在

ファーストに登場した人たちは、全員クワトロを見た瞬間にシャアとわかりますし、ハマーンも最初からシャアとしか言っていません。
カミーユも当然、シャアということを理解しているのですが、ここが面白いと思ったのが、作中を通して、シャアと険悪にならずに過ごしたメインキャラってカミーユくらいな気がするんですよね。
それ以外のメインキャラは少なからずシャアと悪い意味の因縁があるのですが、
カミーユにとっては最初から最後まで兄貴分のような存在のクワトロ大尉だったというわけです。

スパロボでも逆シャアが終わったあとに主人公たちに合流するシャアも定番なのですが、カミーユもどう対応すればよいかわからず、最終的にはクワトロとして扱うことが多かった気がします。