感想
サッカーを知らない私でも見やすかった
私、実はサッカーって全然興味ない人間でした。実際にルールもうろ覚えで、基本、ゴールにボールうてばいいだけ、キーパー以外はハンドNG。くらいの雑な知識です。
しかしそんな私でも、作品中にルールはほとんど書かれていないのに、初心者でも見やすいような作品で驚きました。
仲良しこよしの作品ではない
なんというか、サッカー漫画って、「オールフォーワン!ワンフォーオール!」って感じで、チーム全体で戦うイメージが大きかったのですが、この作品は違います。
自分が活躍するために皆を利用する。そして相乗効果で自分も成長する。そんな男たちが集まった漫画でした。
もちろん、他人を蹴落とそうとするキャラもたくさんいましたが、そういうキャラはだいたいすぐに消えていきました。
残った大半のキャラは、自分のために、求道者のように己を高める事だけを考えて闘うという、チーム制の漫画では珍しい印象を持ちました。
熱量が凄い
重要なシーンになるにつれて、擬音が少なくなったり、セリフが少なくなったりします。
しかし、圧倒的な画力によって、作品の熱が読者に伝わってくるのが凄かったです。
例えば、キャラが大声で叫んでいるように見えるのにセリフはない。ただし、見ているだけでどれだけ叫んでいるのか、というものが伝わってきました。
主人公の存在感
主人公は、最初の時点ではいってはなんですが普通のサッカー好き少年程度のレベルでした。
しかし、主人公の成長によって、相乗効果で他のメンバーも強くなっていき、圧倒的な成長速度で強くなっていく主人公を見ていて凄く面白いです。
天才肌ってわけではありません。ただ努力して、強くなって、他のメンツの強い所を学んで、強くなるっていう王道スポコンな展開が凄く好きなんです。
アニメもある
私が入ったのはアニメからでした。
しかしアニメが終わり、続きが気になったので漫画を読みだしたのですが、個人的には伝わってくる熱量は、漫画>アニメに感じました。
アニメによって見やすい描写が多くなったのは確かなのですが、漫画独自の描写の上手さを私は注目しました。
週刊少年マガジンでまだ連載中の作品なので、引き続き読んでいきます。