【ラノベ】魔王2099

感想

始まりは魔王敗北から

魔王が敗北してから500年。魔王が復活して、近未来都市となった世界で、弱体化した力を取り戻すために配信者となって、信仰を集めるというもの。
これがアンチだろうと、ファンだろうと、認知度が高まればOKといった感じでした。
魔王は存在的には神に近しい存在とのことで、信仰度が重要。つまりフォロワー数が多ければ多くなるほど、現代では強くなるという、神代の常識と、現代の力をハイブリットさせた設定で、非常に琴線に触れました。

主人公は王らしい王

某金ぴか英雄王のごとく、傲慢でありながらも王としての教示を大切にする人物。
最近は傲慢キャラが受け付けられなくなっている私ですが、王の大胆不敵な態度は、本物の王である態度か、ただの張りぼて傲慢キャラかの二択になると思います。
今回は本物の王であるキャラと認識して、私的には好きなキャラになりました。
また、この魔王様、一度敗北して、部下にも裏切られて泥水をすするような経験をしたからか、とにかく不屈の精神で物事に当たるのが非常に好印象でした。
王たるものそんなことできん!などという態度よりも、こういう、何が何でも0から這い上がってやる!というほうが私は好きです。

不死の特性を生かしまくっている

魔王と最初に出てくる配下のマキナは不死の存在であり、その特性を生かしまくっています。
首チョンパされても普通に一瞬で治ったり、体を細切れにされて脱獄計画を考えたりなど、マジでこの人たち、不死特性使いまくってるな。というのが読んでて面白かったです。
特に体細切れって、FGOの虞美人みたいなノリで体ぶっこわすね。っと思いながら見ていました。

胸糞展開はかなりあり

明るいパートはとにかく明るいのですが、1巻ごとに毎回のように、かなりキツメの展開が待っています。
正直、転落差が激しすぎて万人には受けないだろうな。と思いながらも、面白くて読みきった私です。

カトラス
カトラス

現時点でまだ3巻しか出ていませんが、非常に好みの作品に出合いました

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