感想
ダブル主人公制のゲーム
プレイ開始時に、男主人公であるユイト、女主人公であるカサネが選べます。
選ばなかった主人公は作中で仲間になったり、敵になったりとします。(選ばなかった主人公がまったくでないゲームではない)
そして、このゲームを本当に楽しむのであれば、両主人公をプレイするのが良いので、私は2週しました。
私は1週目をユイト、2週目をカサネでプレイしました。
ユイト編だけでもカサネ編の大まかなストーリーはわかるのですが、やはり実際にプレイしてみないと細かな部分が分からなかったので、1週目のレベルやアイテムを引き継いだ状態で快適にカサネ編をクリアしました。
現在、過去、未来など、世界観は非常に広い
2千年前の歴史を元に戻そうとしたり、50年後の破滅の未来を見てきたりなど、わりと時間移動系の要素が多くて(むしろストーリーの根幹はこれ)、面白かったです。
ただし、とあるボスを倒して事件解決、といった要素はあまりなく、施設を破壊したりして、結果的に良くなったというパターンが多かったので、ボスらしいボスがあまりいなかった印象はあります。
ラスボスくらいじゃないかな?おそらく
バトルは刀などの近接と、超能力を使ったバトルが特徴
バトルは非常に慌ただしいです。
しかし私的にはデビルメイクライをやってるかのような、手札が大量にあり、スタイリッシュに決めるバトルというのが非常に好みでした
主人公(ユイト&カサネ)の超能力は念動力ではありますが、他のキャラの超能力も使えるので手札はものすごく多いです。
近接攻撃の特徴は以下
ユイト:刀を使った戦闘。リーチは短いが火力が高い印象。
カサネ:ファンネルみたいな小型刀を扱う。リーチは非常に長いが、火力はいまいち。
超能力一覧
- ユイト&カサネ:念動力
シンプルながらも、最も汎用性の高い能力です。
ガレキや車などを浮かせて相手にぶつけたり、廃棄された電車を動かして一網打尽にしたりなど、非常に楽しめました。
個人的に、念動力を使うキャラって強キャラが非常に多い印象があります。(ストリートファイターのベガなど) - ハナビ:発火能力
主人公を覗く仲間キャラの中では最もお世話になった能力です。
この能力を借りると近接武器に炎が纏われて、攻撃範囲が広がるのと、火力が上がるので、非常に重宝しました。
なんといっても、持続時間が圧倒的に長い事です。
普段使いとして最も多く使った能力となりました。 - ツグミ:透視能力
敵が隠れたときに見えるようになる能力で、逆に言えば普段使いはあまりしない能力ではありました。
ただ、敵が隠れるパターンってのも結構あったので、地味に使用はしていたと思います。 - ゲンマ:硬質化
使ったら敵からの攻撃がほぼ効かなくなり、痛いダメージを与えてくる敵や、一気呵成に攻めたい時に使ってました。
強い敵に非常に重宝する能力でした。 - ルカ:瞬間移動
離れた状態で近接攻撃をしたら勝手に敵の前に移動してくれる能力で、ユイトの近接戦闘と非常に相性がよい能力でした。 - シデン:放電能力
カサネ編では重宝した放電能力。武器に雷属性を付与して、ユイトで使ってもリーチが凄く伸びました。
普段使いはハナビばかりつかってましたが、ハナビ合流まではこちらが主流でした。 - アラシ:超高速
使った瞬間に自分以外の動きがスローになり、攻撃し放題という能力。
さすがにチートすぎなのか、持続時間が凄く短かったですが、素早い敵を相手にするときには必須の能力でした。 - キョウカ:複製
念動力で浮かせて攻撃する物体を複製したり、自分の分身を作り攻撃したりなど、シンプルにダメージが2倍になる超強力な能力でした。
使いどころが多すぎて非常に優秀な印象でした。 - カゲロウ:透明化
自身を透明にして、隠れている敵(透明化していないと出てこない)をおびき出すなどの使い方でした。
逆に言えば、ツグミと同じく局所的に使うが、それ以外はあまり使わない能力
よく使用した超能力の組み合わせ
能力を強化していけば、4つの味方の超能力を同時に使用できました。
そのため、多岐にわたる使い方ができるので、プレイヤーによって色んな戦闘スタイルが模索できるゲームでした。
私が具体的にどのように使っていたのかを以下に纏めます。
- 雑魚敵 多数(発火能力+複製+瞬間移動)
発火能力と複製でシンプルにダメージソースを引き上げ、近接攻撃をしまくるだけ。
そして攻撃連打していても、敵を倒したら移動しなくても瞬間移動で勝手に移動してくれるというもの。
おそらく最も使用した組み合わせだと思います。 - 固い敵 強敵(発火能力+複製+硬質化→超高速)
発火能力と複製でシンプルにダメージソースを引き上げるのは上記と同じですが、これに硬質化を行いまずは突っ込みます。
しばらくは敵ダメージを食らわずに一方的に攻撃でき、硬質化が溶けてしまったら、次は超高速でダメ押しの猛攻を行います。
面倒な敵はだいたいこれで片付けました。
脳内空間(ブレインフィールド)
本作では、ブレインフィールドという名の必殺技のようなものがあります。
イメージ的には、Fateの固有結界、呪術廻戦の領域展開をイメージしてもらった楽です
これを展開すると攻撃方法が念動力一択になり、敵に物質をぶつけるのですが、これが凄まじく火力が高い。
強い敵やボスなど、使い方次第で非常に有利に進められる技でした。
ただし、このブレインフィールド、ボスも使います。ボスが使ったら下手に攻撃せずに逃げの一択が吉でした。
あまり世間的には話題に上がらないRPGではありましたが、私としては非常に好みな戦闘スタイル、ストーリーでした。