感想
ゲームを主題にした、タイムリープ物
主人公は2023年で、イラストレータとして仕事をしているが、ある出来事で1992年にタイムリープしてしまうというもの。
設定だけで言えば、「ぼくたちのリメイク」に近く感じましたが、本アニメでは、主人公が前向きすぎる美少女なのであるのと、ゲームに対する愛を非常に感じたのが良かったです。
(「ぼくたちのリメイク」は残念ながら私の琴線にはあまり触れませんでした)
ゲーム名、アニメ名、音楽など、実在するものが多々出てくる。
今回、実在するゲームなどの名前がかなり出てきます。
1992年と言えばまだ私もガキンチョだったのでパソコンの存在すら知らない時代だったのですが、昔ながらのパソコンは色んな作品で、こういうパソコンがあったんだなぁっというのは知っていました。
ただ、驚きだったのは、大昔のギャルゲーって、フロッピーディスク数枚を使ってインストールするタイプだったんですね。そもそも私がパソコンを所有し始めた時期には、フロッピーディスクは、最終盤と言える時代で、パソコン自体にフロッピーディスクが読み込めるパソコン自体がすくない時代でした。
そんな時代のゲーム制作などを見ていると、古(いにしえ)の時代の技術などを知れて面白かったです。
世界戦を移動するたびに消えていく名作たち
主人公は、過去、現在を移動するのですが、移動するたびに現代の歴史が少しずつ変化していきます。
そして最終的には、アキバだけでなく、日本自体の萌え文化が、アメリカから発信されるという世界。
数多の名作たちが生み出されない世界線。割と怖い感じがしました。
私もオタクとして色んな作品に感動してきましたが、その作品たちが生まれない世界ってのは少しゾッとします。
そして最後は、進んだ現代の世界線と、元の世界線を統合するかのように、日本から萌えゲーを発信するという世界線への統合。規模感は全然違いますが、シュタインズゲートと同じような目標でした。
非常に楽しめました。
私の思い出を刺激したアニメだった。
私がギャルゲーの概念を知ったのは高校生の時でした。
その時、深夜にアニメがやっていると知ったので録画してみたのですが、その時見たのがダ・カーポでした。
そしてアニメにドハマりして、それを先輩に言ったら、先輩がPS2のダ・カーポのゲームを持っているというので貸してもらいました。
それが私のギャルゲーの原点です。
そして初めて自分で買ったゲームはPS2版 AIR。
当時は中古ショップに並んでいるゲームで、なんとなくパッケージが良さそうだから買ったという感じでした。
結果的に、当時の自分の運は良かったのだと思います。今でも語り継がれる名作であるAIR。それが初めて買ったギャルゲーだったことになったからです。
ダ・カーポ、AIRと続き、そこからしばらくは色んなギャルゲーをやったものです。
さすがに今は社会人になって時間がとりにくくなりましたが、いまだに良さそうな作品はやっているくらいにはギャルゲーが大好きです。
ギャルゲーというかノベルゲーム全般が好きなのですが(笑)
とにかく良かった。自分の原点を思い出させてくれました